その表彰式はまたまた波乱含みの展開だった。昨年12月6日に開かれた第6回「真の近現代史観」懸賞論文の表彰式には、最優秀賞受賞者である民主党の松原仁衆院議員がまさかの欠席。続いて開かれた受賞作品集の出版記念パーティーが始まっても松原氏が姿をみせない緊急事態に、第1回の最優秀賞受賞者である田母神俊雄元航空幕僚長が急遽(きゅうきょ)、代理でマイクを握ることになったのだった。(溝上健良)

今回も波乱の表彰式

 「真の近現代史観」懸賞論文の表彰式を取材するのはこれで3年連続になるが毎年、波乱があって話題には事欠かない。第4回の最優秀賞受賞者は高田純・札幌医科大教授で、菅直人元首相の暴走を真っ向から批判する形となった「福島は広島にもチェルノブイリにもならなかった」と題する異例の理系論文で話題を集めた。本MSN産経ニュースでも紹介したところ、その記事を漫画家の小林よしのり氏が「SAPIO」誌上で詳細に論評され、これまた注目されたことも忘れがたい。

 

 第5回の最優秀賞受賞者は元海上保安官の一色正春氏で、表彰式の会場には衆院選期間中にもかかわらず石原慎太郎元都知事が駆けつけ、一色氏を祝福した。マイクを握った石原氏は田中真紀子氏に「暴走老人」と名付けられたのを逆手に取って「日本が第2のチベットになってはいけないので、私は命がけで暴走します」と宣言していた。このときは出版記念パーティーの最中に地震があり、主催者側あいさつが一時中断となるハプニングもあった。

 そして今回。表彰式当日は参院本会議でいよいよ特定秘密保護法案の採決が行われるという日で、民主党の国会対策委員長でもある松原仁氏はなかなか国会を離れることができず、受賞記念スピーチの時間にとうとう間に合わないという不測の事態が発生する。

続く
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140215/plc14021507000004-n1.htm 


 



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